DRAGON QUEST
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城を出るとフィールドマップに切り替わります。
対岸に見えるのが、ラストダンジョンである竜王の城です。
ゲーム画像
…こんなに近くにあるのに
あそこへ行くまで数十時間もかかるんですよね〜。
小舟でも渡せばすぐに辿り着けそうなものですが……。

ゲーム画像
…そう思っていたら、SFC版では
切立った崖の上に竜王の城が出来ちゃっていました。
ENIXさんも気付いたのかな?

ここアレフガルドの地は竜王が台頭して以来、 魔物がウヨウヨの不穏な世界になりました。
ですからフィールドをウロウロしていると、魔物とエンカウント(=遭遇)して戦闘に入ります。
私はRPGゲームの音楽の中で一番重要だと思うのは、
通常戦闘(通称ザコバトル)のBGMがイケてるかどうかです。
何故なら通常戦闘BGMはそのゲームをプレイする中で、
おそらく一番多く聞くことになる曲だからです。
しかしDQ1の戦闘BGMは、ハッキリ言って(私には)記憶に残らない曲ですね。
単調だし、何だか暗く沈んだ感じがするんですよね…。
(あ、でもSFC版はちょっといい感じかも。同じメロディなのに不思議だなぁ…。)
DQシリーズをプレイしてきて思ったことなのですが、
私はすぎやま氏の戦闘音楽にはあまり期待していないみたいなんです…。
でもすぎやま氏の城や町のBGMと悲しい系のイベント曲は最高だと思っています。


魔物との戦闘で主人公が傷を負うと、主人公のヒットポイント
(=生命力みたいなもの。値が0になるとDQシリーズでは死亡する。略してHP)
が減少してゆきます。そして堀井氏の意向か何か分りませんが、
主人公が負傷したことをプレイヤーに明示するため、
画面が真っ赤というかオレンジになります。
ゲーム画像
テキストばかりか雲も波も町もオレンジ……。
これは結構、子供心にショックなものがありました。
HPが1つ減った位でこうなるのは、ちょっとねぇ…。

バトルで魔物のHPを0にすれば戦闘に勝利したことになり、経験値とお金、
時には何かの道具を貰うことが出来ます。
経験値をある程度ためると主人公のレベルが上がり、
HPなどの能力値がそれに伴い上がります。
…いつも疑問に思うことなのですが、 魔物を倒すと経験値が入るのは分るのですが、
お金も手に入るのは何故なんでしょうね?
その魔物が他の人間を襲った時に入手した物なんですかね?
それとも魔物の世界にも町や店があり、人間世界と同じ貨幣が流通しているのですかね?
後者だったら面白いかも…。

バトルで主人公のHPが0になれば「あなたは死にました。」という
衝撃的なコメントが表示され、ゲームオーバーになります。
その後、コントローラーのボタンを何か押せば、
ラダトーム城に強制送還され生き返らせてもらうのですが、
「おお○○よ! 死んでしまうとは何事じゃ!」と王様から一喝されます。
勇者、王様からとことん嫌われています。
人間やっぱり第一印象が大切なんですね。いい教訓になりました。
おまけに財布の中身を見れば、半分スられています。
…犯人は魔物? それとも王様??
そうやって何度か王様の小言を聞きながら、勇者は旅を続けます。
そして勇者は行方不明だったローラ姫を見つけ出します。
ところがその姫、…なんと言いますか電波入ってます。
どれ位電波かと申しますと、まず初対面の人間に対して
「連れて帰ってくださいますのね?」と丁寧だが高飛車な物言いをします。
その言葉から「拒絶は許さん!」というオーラを感じます。
とりあえず「いいえ」を選択してみても、
「そんな、ひどい……お城に連れて帰ってくださいますのね?」としつこく強要します。
何度断っても強要してくるので、根負けして勇者が「はい」と言うと、
主人公キャラの絵が「お姫様抱っこ」をしている状態になります。
……このまま城まで連れて帰れと?

なんでそこまでしなアカンねや! (ノ`□´)ノ≡≡≡┻━┻

今までDQ1をプレイした時は、姫を救出したらすぐさま
「リレミト(ダンジョン脱出呪文)+ルーラ(城へのワープ呪文)」で城に送還していたのですが、
ある人が「それは勿体無い、城に帰る前にどこかの町で一泊するべきだ。」
と言っていたので、今回ちょっとそれを試して見ました。
……そして度肝を抜かれました……。
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「夕べはお楽しみでしたね。」?!
…これ子供に遊ばせてもいいのですか?
姫も姫だが勇者も勇者だ……、出会ってまだ10分位しか経ってませんよ?
…さすがは電波と変質者と言ったところですか……。その上この宿屋の店主、
……覗いてましたね?

お姫様抱っこのまま竜王に立ち向かうのもいいのですが、
何となくビジュアル的に異様過ぎるので、とりあえず姫を城へ連れ帰ります。
はぁ、やっと解放されるよ〜と思っていたら、
姫から「王女の愛」なる謎のアイテムを渡されてしまいます。
使用すると次のレベルアップに必要な経験値と、
現在地からラダトーム城までの方角と距離を姫から教えてもらえるという、
まさに電波なアイテムです。
これは「ロトのしるし」を探す上で必要なものなのですが、
2度目以降のプレイになると全然必要のないアイテムになってしまいます。
場所知ってるしぃ〜。
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……でも、なんで由緒正しい勇者の証が、
こんな毒沼のど真ん中に落ちてるんですかね?

さて、ロトの鎧と剣も装備したことだし、レベルも充分上がったことだし、
そろそろ竜王を倒しに行きましょうか。…と竜王の玉座へ近付いて行くと、
竜王から「もしワシの味方になれば、世界の半分をお前にやろう。」と言われてしまいます。
ここでうっかりそれを承諾してしまうと……
ゲーム画像
画面が真っ赤になってゲームオーバー……。
これ子供の頃、本当に怖かったです。
しかもこの時に竜王から「復活の呪文」を教えてもらうのですが、
それを入力すると「レベル1・0G・アイテムなし」の状態でスタートし、
トラウマ効果が倍増されました……。
でもSFC版ではこれが夢オチになっちゃうんですよね〜。
なんかそれはそれでヌルくてヤだな。


DQ1の復活の呪文は入力が面倒でしたが、
自分で好き勝手に作ることが出来たのが面白かったですね。
適当に語呂合わせを入力してもゲームがスタートしたんですよねー。
復活の呪文を研究されているサイトを覗いてみたのですが、
有名な「ほりいゆう じえにつくすど らごくえす とだよ
(=堀井雄二、ENIX、ドラゴンクエストだよ)」や
「いのきばば つるたちようし ゆうりきふ じなみ
(=猪木、馬場、鶴田、長州力、藤波、プロレスラーの名前ですね)」の他にも、
「ゆうしやへ おまえにろおら はやれない ぞどけ
(=勇者へ、お前にローラはやれないぞ、どけ!)」なんて腹の立つ呪文や、
「えにつくす とすくうえあが つへいする まぢね
(=ENIXとSQUARE合併する、マジね)」と予言した呪文まであるようです。
更には、
「えふえふは どらくえよりも おもしろい まじさ」
なんて、洒落にならない呪文まであります……。 (;´д⊂)


こんなことをしていても一向にゲームが終わらないので、竜王に再度挑戦を申し込みます。
竜王には勇者の最強攻撃呪文が効かないんですよねー、まったくもって解せません!
結果、タコ殴りで勝利。
すぐさまラダトーム城に戻るのではなくて、あちこちの町を寄り道しながら凱旋します。
町の人は皆口を揃えて「勇者、万歳!」を繰り返すので、
ちょっぴり北の将軍様の気分を味わうことが出来ます。

城に帰還すると、王様からラダトームを治めて欲しいと言われます。
ところが、これまで一言もゲーム中に喋らなかった勇者が
「私の治める国があるなら、それは私自身で探したいのです。」と
即行拒否します。やっぱり勇者もこの王様のこと嫌いだったのかな?
…さて新たな旅に出ようとしたその時、問題の電波姫が現れて
「このローラも連れてってくださいますわね?」とまたもや高飛車発言を繰り出します。
何度断っても会話がループするので、またもや根負けして承諾すると
またもやお姫様抱っこをすることに……。
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このまま旅をしろと言うんですか…。

…とまぁ一杯ツッコミを入れましたが、やっぱりDQ1は面白いですよ。
これなくして日本のRPGは語れません。DQ1ワールドを満喫したいなら、
やっぱりFC版をプレイすることをお勧めしますね。
…とは言っても、FC本体は製造中止になりましたし、今度iアプリで
配信されるみたいですけれど、携帯用にリニューアルされているらしいし、
……「ファミコンミニ」で出るかな? 任天堂作品じゃないから無理かな? 残念ですねぇ。
復刻版も出して頂けませんか、SQUARE ENIXさん?
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